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パリ

フランス女性の働き方に注目!

恵まれた環境

日本は女性が男性と同じように仕事をして人生を充実させられるような社会を目指しています。
しかし、そのような試みがなかなか上手くいっていません。
結局、女性が仕事をしたいならば結婚をせずに独身で働き続けなければいけないのです。

結婚をしてしまうと、子供を産むことになり、そうなると仕事を辞めてしまわなければいけません。
仕事と育児を両立させて働いている人の数はまだ少なくて、そのための環境も不十分です。
特に男性側の無理解がまだまだ多く、女性達は苦労しています。

それでは海外はどうなのかというと、女性の権利が最も認められている国の一つであるフランスでは、女性が結婚をしても普通に仕事を続けています。

ほとんどの母親は子供を学校に通わせながら自分は仕事をしています。
仕事と子育てを両立することは普通であり、それが当たり前のこととなっているのです。

まず、フランスは法定労働時間が週に35時間となっていて、日本の40時間と比較すると5時間も短いです。

また、有給休暇は5週間となっており、日本の倍以上あります。
さらに残業はほとんどありません。

このような働き方が当たり前となっているため、仕事と家庭を両立させることが可能なのです。
終業時刻となれば残業をせずにまっすぐ家に帰ることが当たり前となっています。
また、夫はきちんと家事や育児に参加しており妻をサポートしています。

このように日本と比較するとフランスはとても恵まれた環境が整っているのです。
父親が小学校まで子供を送ったり、週末には公園で子供と遊んでいる父親の姿をたくさん見かけます。
母親だけに子供のことをすべて押し付けることはないのです。

フランスは母親の負担がとても少ない

日本人の母親はとても負担が大きくて苦しんでいる方が多いです。
一方、フランス人の母親は負担がとても軽くて、心身ともに楽な状態で子供と関わっています。
フランスでは生後数週間で赤ちゃんは自分の部屋で寝るようになります。

日本のように常に母子が一緒に過ごすのとは大違いです。
何かあれば赤ちゃんが泣いて知らせてくれると考えているのです。
母乳にあまりこだわっていない母親が多く、離乳食は日本以上に売れているようです。

日本はやたらと決まりを重視しているのですが、フランスの場合は手抜きできる部分はどんどん手を抜いても問題ないという考え方です。

非常に合理的であり日本のように無駄な多い国とは大違いなのです。
幼稚園では決まり事が少なくて朝の支度にもほとんど時間がかからないです。

小学校でも母親の仕事は少なくて仕事がしやすい環境となっています。
フランスのすべてを真似する必要はないでしょうが、日本もフランスの良いところは真似するべきでしょう。